世界大百科事典(旧版)内のマリー,P.の言及
【シャルコー】より
…72年パリ大学病理解剖学教授となり,のち82年にサルペトリエール病院神経病学教授となり,神経病学や臨床精神医学の分野を中心に活躍した。多くの神経病を記載し,神経性筋萎縮症は現在でもシャルコー=マリー=トゥース病と呼ばれ,筋萎縮性側索硬化症はフランスでは〈シャルコー病〉と呼ばれる。またヒステリーについての研究も有名で,催眠術を精神病学に導入してヒステリーの症状についての分析を行った。…
【シャルコー=マリー=トゥース病】より
…1886年フランスのJ.M.シャルコーとマリーP.Marie(1853‐1940),ついで同年イギリスのトゥースH.H.Tooth(1856‐1926)によって報告された慢性進行性筋萎縮症で,優性遺伝型,伴性劣性遺伝型,および孤発例が存在する。原因として髄鞘構成関連タンパク質の遺伝子異常がいくつか判明している。…
【マリー病】より
…フランスの神経学者マリーPierre Marie(1853‐1940)が記載した病気で,脊髄小脳変性症のうち,マリー型失調をさす。しかし,やはり同人が記載した末端肥大症や肺性肥大性骨関節炎をもマリー病の名で呼ぶことがある。…
※「マリー,P.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」