ムラトリ(読み)むらとり

世界大百科事典(旧版)内のムラトリの言及

【ロケット】より

…13世紀のうちには黒色火薬の製法や反動効果をもつ火箭の技術がモンゴルからアラブを経由し十字軍遠征を通じてヨーロッパへ,あるいはもっと直接的にヨーロッパに浸透していったらしく,イギリス,ドイツ,イタリア,ギリシア,オランダ,ポーランドなどにロケットの原形の記録が残されている。ロケットということばは,語源的には糸巻竿を意味する内陸ゲルマン語のrockに小さいを示す語尾etがついたもので形状の類似に由来し,14世紀イタリアでムラトリMuratoriがロチェッタrochettaという形で用いたのが最初とされている。以後18世紀までの間,フランス,オランダ,ドイツなどヨーロッパ各地で徐々に発展を遂げ,とくにフランスは多くの戦争でロケットを用いたが,また多くの国で花火としても利用された。…

※「ムラトリ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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