メタミクト鉱物(読み)めたみくとこうぶつ

世界大百科事典(旧版)内のメタミクト鉱物の言及

【鉱物】より

…またこのようなウラン,トリウムを含有する鉱物では,放射線のためそのもっている結晶構造を破壊され(放射線損傷),可視光線およびX線に対し非晶質化した現象を示すことがある。このような変化をメタミクト化作用といい,その状態となった鉱物をメタミクト鉱物と呼ぶ。多くは結晶構造に複雑な結合をもつ鉱物にみられるものであって,代表的な鉱物としてはサマルスキー石があげられる。…

※「メタミクト鉱物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」