メトロン(読み)めとろん

世界大百科事典(旧版)内のメトロンの言及

【ヒュブリス】より

…古代ギリシア倫理思想の根底をなす概念で,しばしば〈傲慢(ごうまん)〉と訳される。アイドスaidōs(〈慎しみ〉),ソフロシュネsōphrosynē(〈節制〉),メトロンmetron(〈則(のり)〉)などの反対概念。思いどおりに事が運んで繁栄の極みにある人間が,幸運に酔いしれ,あるいはみずからの力を過信して,ときには神々に対してさえ示す思い上がった言動,それがヒュブリスで,こうした人間の分をわきまえぬ傲(おご)りや昂(たかぶ)りは,かならずや天罰(ネメシス)を招き,人を破滅させずにはおかないものと考えられた。…

※「メトロン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む