メロリアの海戦(読み)めろりあのかいせん

世界大百科事典(旧版)内のメロリアの海戦の言及

【ジェノバ】より

…またシチリア王国を建設したノルマンに協力し,南イタリアにも足場を築いた。ピサとの抗争は1284年のメロリア(リボルノの近く)の海戦の勝利で決着がついたが,ベネチアとの争いはなお永く続いた。第4回十字軍(1204)によりビザンティン領域から追われたジェノバ人は1260年に復帰し,コンスタンティノープルに接したペラに居留地を設け,クリミア半島のカッファ(現,フェオドシア)やドン川の河口のタナにも拠点を得た。…

【ピサ】より

…イタリア中部,トスカナ州の都市。人口9万6763(1994)。ティレニア海に流れ込むアルノ川の河口から約10kmの両岸に発達し,中世からの伝統のある商業都市。現在はガラス,金属,機械製造も盛ん。大聖堂(ピサ大聖堂),洗礼堂,鐘楼(ピサの斜塔)は町の重要な観光資源になっている。 ローマ帝政期,すでに重要な軍事基地の役割を担っていたピサは,造船で知られ,交易地でもあった。11世紀の初めイスラム勢力を追い払って西地中海へ進出し,コムーネが成立した。…

※「メロリアの海戦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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