モサンデル,C.G.(読み)もさんでる

世界大百科事典(旧版)内のモサンデル,C.G.の言及

【イットリウム】より

…1794年フィンランドのガドリンJohann Gadolinは,スウェーデンのストックホルム近郊イッテルビーYtterby産の鉱物から新しい酸化物を発見し,産地にちなんでイッテルビアとよんだが,のちイットリア(イットリウムの酸化物の意)とよぶようになった。1843年スウェーデンのモサンデルCarl Gustav Mosanderはこのイットリアを3成分(イットリア,テルビア,エルビア)に分けることに成功し,その一つであるイットリアから得られた元素に旧名イットリウムを保留し,テルビア,エルビアから得られた2元素にそれぞれテルビウムエルビウムの名を与えた。主要鉱石はガドリン石,モナザイト,ゼノタイムなど。…

【エルビウム】より

…周期表元素記号=Er 原子番号=68原子量=167.26±3地殻中の存在度=2.8ppm(45位)安定核種存在比 162Er=0.136%,164Er=1.56%,166Er=33.41%,167Er=22.94%,168Er=27.07%,170Er=14.88%融点=1522℃ 沸点=2510℃比重=9.051電子配置=[Xe]4f125d06s2 おもな酸化数=III周期表第IIIA族に属する希土類元素のうちのランタノイドの一つ。1843年スウェーデンのモサンデルCarl Gustav Mosanderは,それまで元素とされていたイットリウムが三つの元素に分けられることを見いだし,一つはそのままイットリウムとし,他はイットリウムの名称のもととなった地名イッテルビーYtterbyにちなんでテルビウムとエルビウムとした。しかし79年スウェーデンのクレーベPer Theodor Cleveは,エルビウムがさらに三つの元素に分けられることを見いだし,一つはエルビウム,他の二つはホルミウムツリウムと名づけ,現在のエルビウムが確立された。…

※「モサンデル,C.G.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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