モシュシュ(読み)もしゅしゅ

世界大百科事典(旧版)内のモシュシュの言及

【バスト王国】より

…ソト族の祖先は18世紀にドラケンスバーグ山脈を越えて南下したヌグニ語系の人々であるといわれる。19世紀初めズールー族のシャカ王の攻撃を受けた王モシュシュ1世Moshoeshoe I(1785ころ‐1870)は,一族を連れてタバ・ボシウ(マセル付近の平らな頂をもつ丘)に逃れ,そこを根拠地に巧みな外交戦術でズールー族やマタベレ族の侵略を回避した。しかし1830年代には北上してきたボーア人による領土併合の脅威にさらされた。…

【レソト】より

…【赤阪 賢】
[歴史]
 この地域の原住民はサン(ブッシュマン)であったが,18世紀にバントゥー系のソト族が北方より移住してサンを追いやり,定着した。19世紀に入ってズールー族の侵攻を受けたが,ソト族の王モシュシュMoshoeshoe1世(1785ころ‐1870)はタバ・ボシュウ(マセル近傍)に逃げ,ここの要塞に拠って国を守った。1835年以降南アフリカのボーア人のグレート・トレック(大移動)により絶えず国境を脅かされたため,王はイギリスの保護を求め,43年王国はイギリスの保護下に入った。…

※「モシュシュ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

一粒万倍日

一粒の種子をまけば万倍になって実るという意味から,種まき,貸付け,仕入れ,投資などを行えば利益が多いとされる日。正月は丑(うし),午(うま)の日,2月は寅(とら),酉(とり)の日というように月によって...

一粒万倍日の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android