モソロフ,A.V.(読み)もそろふ

世界大百科事典(旧版)内のモソロフ,A.V.の言及

【ロシア・ソビエト音楽】より

…アカデミックな音楽家の集団,現代音楽協会(ASM)と,共産主義者の集まりであるロシア・プロレタリア音楽家協会(RAPM)(プロレタリア音楽)とが対立して,一方はモダニズムの音楽こそ新時代の音楽であると主張し,もう一方は伝統的な音楽をすべて否定し,革命的プロレタリアートによるまったく新しい音楽の建設を目ざした。この時代の作品で現在まで残っているものは少ないが,構成主義的な管弦楽曲として話題を呼んだモソロフAleksandr Vasil’evich Mosolov(1900‐73)の《鉄工場》(1926),若いショスタコービチの才気あふれる第1交響曲(1925),プロレタリア派からは協同創作という新しい作曲方法を試みた8人の若い作曲家のオラトリオ《十月の道》(1927)を挙げることができる。 32年4月23日付の共産党中央委員会の決定によって,これらのグループは解散させられて唯一の機関としての作曲家同盟にすべての音楽家が結集された。…

※「モソロフ,A.V.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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