モラバ派(読み)もらばは

世界大百科事典(旧版)内のモラバ派の言及

【ユーゴスラビア】より

…ストゥデニツァの聖ヨアキム・アンナ教会や建築に独自のアイデアを示すグラチャニツァの教会堂がその例であるが,1330年ころのコソボ西部デチャニDečaniの教会堂において,このうえない優美さをみせるとともに,職人仕事に近づいている。14世紀後半,ネマニッチ朝が崩壊してオスマン帝国の支配が及ぶと,モラバ川流域の一連の修道院で最後の中世セルビア文化が守られる(いわゆる〈モラバ派〉)。マナシヤManasija(レサバResava)の修道院の教会堂(15世紀初め)は,建築に関しては再びロマネスク様式に帰り,フレスコはビザンティン絵画の最後の輝きをみせる。…

※「モラバ派」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

一粒万倍日

一粒の種子をまけば万倍になって実るという意味から,種まき,貸付け,仕入れ,投資などを行えば利益が多いとされる日。正月は丑(うし),午(うま)の日,2月は寅(とら),酉(とり)の日というように月によって...

一粒万倍日の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android