モーチャパーナ(読み)もーちゃぱーな

世界大百科事典(旧版)内のモーチャパーナの言及

【バナナ】より

…葉を食器として用いることも古くから行われていたと考えられるが,文献上でも食物としてのバナナが現れるのと時を同じくして,その葉の上に料理をのせて食する場面が登場する。初期の仏典には,諸種の果実をしぼった〈漿水(しようすい)〉と呼ばれる薬用の飲料が説かれるが,その中にはバナナ(芭蕉)の果汁であるモーチャパーナmocapāna(漢訳,芭蕉漿)の名もみられる。アジャンターの壁画には,宮殿の庭などに果樹,薬用植物,観賞植物に交じってバナナの木が植えられているのがみられる。…

※「モーチャパーナ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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