ヤイラク(読み)やいらく

世界大百科事典(旧版)内のヤイラクの言及

【トルコ族】より

…16世紀末以後東アナトリアのトルクメンの一部が西方に移住し,ユルックと混合したが,その背景にはアナトリアの通商路が西方へ移動したことと関係する。 遊牧民の生活形態は,家畜に採食させる必要上,冬営地(クシュラクkışlak)と夏営地(ヤイラクyaylak)との移動を基本とし,冬営地は標高数百mの平原で,子羊の出産を待ち,4月末以降,標高2000~3000mの夏営地に移る。夏営地では搾乳による乳製品の生産が行われ,そこにはしばしば大きな市(いち)が形成された。…

※「ヤイラク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

一粒万倍日

一粒の種子をまけば万倍になって実るという意味から,種まき,貸付け,仕入れ,投資などを行えば利益が多いとされる日。正月は丑(うし),午(うま)の日,2月は寅(とら),酉(とり)の日というように月によって...

一粒万倍日の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android