ヤショーバルマン(読み)やしょーばるまん

世界大百科事典(旧版)内のヤショーバルマンの言及

【アンコール朝】より

…アンコールとは〈都城〉を意味する梵語ナガラのクメールなまりで,王都の後世の呼称である。 アンコール朝は,群雄割拠状態の国内を統一し,802年に登位したジャヤバルマン2世に始まる(インドラバルマン1世の877年から,あるいはヤショーバルマン1世の889年から,という説もある)。ヤショーバルマン1世(在位889‐910ころ)はアンコールに1辺4kmの環濠都城を造営し,王にちなんでヤショーダラプラと呼称した。…

【カンボジア】より


[アンコール時代]
 アンコールの地に王都を定め,約550年にわたり都城と寺院を次々と造営し続けた時代で,それらがアンコール遺跡にあたる。ヤショーバルマン1世(在位889‐910ころ)は小丘プノンバケンを中心に一辺4kmの方形環濠都城を最初にこの地に建設したので,王名にちなんで王都を以後ヤショーダラプラと呼称した。当時のクメール族の伝統的な居住地域は,北は現タイのコーラート高原のムン川流域から,南はメコン川デルタ地帯(現,ホー・チ・ミン市付近)までの範囲であった。…

※「ヤショーバルマン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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