世界大百科事典(旧版)内のユテの言及
【手ぬぐい(手拭)】より
…江戸時代になると,手ぬぐいはもっぱら民間や武士の間で使われるようになり,その利用法も単なる実用をこえて装飾,贈答,玩具など多方面に及んだ。この時代にはユテとかタノゴイとして入浴や洗顔の際に用いられたほか,餞別,心付け,年玉,各種の見舞などにも用いられた。また鉢巻,帯,下帯,ほおかむり,頭巾代りにも使われ,職業や状況に応じて大臣かぶり,米屋かぶり,喧嘩かぶり,南瓜かぶり,吹流しかぶり,置き手ぬぐいなど,さまざまなかぶり方がなされるようになった。…
※「ユテ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」