ラクスマン,K.G.(読み)らくすまん

世界大百科事典(旧版)内のラクスマン,K.G.の言及

【フィンランド】より

…しかし,短期間で世界各国が驚くほどの経済復興を遂げ,以後,努めてソ連と友好を保ちながら,西側陣営に接近する政策をとってきている。
【日本との関係】
 日本が初めて接触したフィンランド系の人物はA.ラクスマンで,漂流民大黒屋光太夫らの送還と通商交渉のため,1792年(寛政4)ロシアの使節として根室を訪れた。彼の父キリル・ラクスマンはフィンランド生れの博物学者で,イルクーツクに滞在中の光太夫と親しくなり,エカチェリナ2世に日本への使節派遣を進言した人物である。…

【ラクスマン】より

…陸軍士官学校卒業後,1786年から95年までオホーツク海北岸のギジンスクの守備隊長をつとめた。父親はフィンランド出身の博物学者エリク・ラクスマンErik(Kirill) Gustavovich Laksman(1737‐96)で,イルクーツク居住中,日本人漂流民大黒屋光太夫らと親しく交際したことで知られる。1791年父エリクの奔走によってロシア政府が光太夫らの帰国を許すとともに日本との通商関係の樹立を企てたとき,次男アダムは父の推薦によって使節に任じられた。…

※「ラクスマン,K.G.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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