ラコニア型瓦(読み)らこにあがた

世界大百科事典(旧版)内のラコニア型瓦の言及

【瓦】より

…粘土を一定の形に固め,焼成したもので,大量生産が可能でまた堅固なため,建物の屋根葺き材の主流を占め,屋根瓦とも呼ばれる。同様のものが世界各地に見られるが,中国,朝鮮,日本において独自の発達をみせた。 瓦(歴史的かなづかいでは〈カハラ〉)の名はサンスクリットのカパーラkapāla(原意は〈皿〉〈鉢〉〈頭蓋〉などの意)からきたとの意見が《箋注和名類聚抄》に見える。近年の学者にもこれを採る者が少なくないが,ほかに亀甲の意の〈カワラ〉あるいは甲冑を表す〈カハラ〉に由来するとか,屋上の〈カハ(皮)〉の義,もしくは〈カハル(変わる)〉(土を焼いて板に変えることから)の転訛とする説などがある。…

※「ラコニア型瓦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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