ラザースフェルド,P.F.(読み)らざーすふぇるど

世界大百科事典(旧版)内のラザースフェルド,P.F.の言及

【オピニオン・リーダー】より

…日常的なトピック(流行,買物,選挙など)に関して,周囲の人々の意思決定に対人的な影響を及ぼす人。1940年のアメリカ大統領選挙の際に,投票行動の調査を実施したラザースフェルドP.F.Lazarsfeldらによって名づけられた。影響を受ける相手はフォロアーとよばれる。…

【社会心理学】より

…なかでも,認知要素間の不協和から認知構造の変容を説明しようとしたL.フェスティンガー,認知の不均衡から対人関係の変化を説明したハイダーF.Heiderなどの試みが注目され,またニューカムT.M.Newcomb,カートライトD.P.Cartwright,ザンダーF.Sanderらによる集団規範の機能や形成についての研究も,その後の研究の発展の基礎をなした。(3)コミュニケーションと態度変容の研究 この方面の古典としてはラザースフェルドP.F.Lazarsfeldらのコミュニケーション過程の研究があるが,戦後は,ホブランドC.I.Hovlandらによってコミュニケーションの内容,様式,信憑性とこれに接する個人の態度との関係が精力的に追究されてきた。これは受け手の態度の研究と結びついたものであり,態度変容の研究にも種々の刺激を与えた。…

【マス・コミュニケーション】より

…マスコミの特徴は,速報性,受け手の大量性,情報の流れの一方通行one‐way性などにあるが,一方,受け手の量を基準にした反対概念に和製英語の〈ミニコミ〉,マスコミの一方通行性に対して双方通行two‐way性をもつパーソナル・コミュニケーションpersonal communication,マスコミのメディアによる媒介に対しての人間の他人へ対する直接の語りかけをさす〈口コミ〉などがある。
[マスコミの理論]
 ロックフェラー財団では,1939年9月から40年7月まで,ラスウェル,ラザースフェルドP.Lazarsfeld,キャントリルA.H.Cantril,リンドR.S.Lyndらの学者を集めて〈ロックフェラー・コミュニケーション・セミナー〉を開催した。その際,財団のマーシャルJ.Marshallは,当時ハーバード大学に来ていたイギリスのI.A.リチャーズあてに参加要請の手紙を書いているが(1939年8月),その文中で〈マス・コミュニケーション〉というみずからの新造語を用いている。…

※「ラザースフェルド,P.F.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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