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ラスター彩陶器

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

ラスター彩陶器

白地に金色の彩画を施したペルシャ陶器。銀と銅の配合によって赤から金色まで色調が変化し、焼成後は金属のような光沢を放つ。かつて中東有数の陶磁器生産地だったイランで、9~12、13世紀に制作された。8世紀に金銀器の製造・使用が禁じられたため、陶器で金属感を出そうとして作られたとされる。その後衰退技法も消滅して「幻の古陶」と言われていた。

(2008-05-26 朝日新聞 朝刊 岐阜全県 1地方)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」朝日新聞掲載「キーワード」について | 情報

世界大百科事典内のラスター彩陶器の言及

【イスラム美術】より

…このほかに,褐,黄,緑,紫色を用いた,〈三彩手〉と呼ばれる多彩釉刻線文陶器が焼かれている。8世紀の後半に創始されたラスター彩陶器は,後にエジプトに伝えられて発展を遂げた。ホラーサーン地方(ニーシャープール)とアフラシアブ地方(サマルカンド)で9世紀から10世紀にかけて,スリップ(化粧土)によって絵付けをした彩画陶器が流行した。…

※「ラスター彩陶器」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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