ラドフォード,A.W.(読み)らどふぉーど

世界大百科事典(旧版)内のラドフォード,A.W.の言及

【核戦略】より

核兵器ミサイル
【アメリカの核戦略用語】
大量報復戦略massive retaliation strategyアイゼンハワー政権のダレス国務長官が1954年1月に発表した核戦略で,侵略が発生すれば侵略国に対して直ちに壊滅的打撃を与える報復攻撃を行うとの意図を明らかにし,それによって侵略を抑止しようというもの。アメリカ軍部でも朝鮮戦争休戦後の新しい戦略態勢の検討を行い,ダレス発言の前年の53年12月,ラドフォードArthur W.Radford統合参謀本部議長は,通常兵力を縮小して,核爆弾を搭載した戦略爆撃機を増強して,この報復力によってソ連の侵略を抑止することを提唱した。これは〈ニュールック戦略new look strategy〉と呼ばれたが,ダレス発言以後は大量報復戦略と呼ばれるようになった。…

※「ラドフォード,A.W.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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