ラフ(読み)らふ

世界大百科事典(旧版)内のラフの言及

【襟∥衿】より

…14世紀から15世紀にかけて現れた男子の胴衣プールポアンや,外衣のフープランドに身ごろと共布の立襟がついた。17世紀に,身ごろから分離した襟としてラフ(襞襟)が現れ,上質の麻,綿で作られた最初の襟となる。ラフは布を波のように形づけて針金で支えたもので,車輪のように首回りをおおった。…

【服装】より

…16世紀には柔らかさと自然な体の線を基調としたイタリア,幾何学的で硬直した感じのルネサンス・スペインのそれぞれのモードがあらわれた。フランスでもイギリスでもネーデルラントでも,それぞれ形を変えて,スペイン生れのファージンゲールでスカートをふくらませ,華麗なひだ衿(ラフruff)で首のまわりを飾った。
[バロック・モードとロココ・モード]
 17世紀になると,スペインの支配から独立し,経済的繁栄期を迎えたオランダと,ベルサイユ宮殿を中心に絶対王政を確立したフランスが,モードの面でも指導的立場に立つ。…

※「ラフ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android