ラモス,G.(読み)らもす

世界大百科事典(旧版)内のラモス,G.の言及

【ラテン・アメリカ文学】より

…マリオ・デ・アンドラーデ(1893‐1945),オズバルド・デ・アンドラーデ(1890‐1954),マヌエル・バンデイラ(1886‐1968)らの20年代の詩人たちは,とりわけ芸術的ラディカリズムを推し進めた。 30年代には,ジョルジェ・アマド,グラシリアノ・ラモスGraciliano Ramos(1892‐1953),ジョゼ・リンス・ド・レゴJosé Lins do Rego(1901‐57)ら北東部地方(ノルデステ)出身の小説家たちが登場し,同地方の社会問題を,地方的な香りのする口語体に近い文体で提起した。これらの作家の先駆者は,ブラジルの文化人・知識人の目を国内問題に向けさせた《奥地の反乱》(1902)の著者エウクリデス・ダ・クーニャであるが,30年代はブラジルにとって政治的ラディカリズムの時代で,これらの作家もこれを免れていない。…

※「ラモス,G.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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