ランダム・スクリーニング法(読み)らんだむすくりーん

世界大百科事典(旧版)内のランダム・スクリーニング法の言及

【医薬品】より

…(1)スクリーニングscreening スクリーニングとはふるい分けをするという意味で,この場合は,数多くの化合物(天然のもの,合成されたものなど)の中から,〈特定の生物活性〉のある化合物をふるい分け,〈薬の候補者〉となるものを選び出す作業をいう。一般的には,数十の試験項目を選び,流れ作業的に,化合物群をテストして,どれかの項目のテストで好成績を収めた化合物を〈薬の候補者〉として拾い上げる〈ランダム・スクリーニング法〉と,特定の薬効をもつ化合物を拾い上げる〈特定スクリーニング法〉を組み合わせて行われる。このスクリーニングで拾い出された化合物の作用性は,スクリーニング法に用いられた系で使用された生物あるいは生物の器官の母集団の半数に作用が現れる量,すなわち半数作用量(ED50,50%effective dose)で表現される。…

※「ランダム・スクリーニング法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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