世界大百科事典(旧版)内のランドルト,H.の言及
【癲癇】より
…急性癲癇精神病とも称されたが,WHOの癲癇用語集は,挿間症と癲癇発作との間には必ずしも一義的な因果関係がないとし,癲癇における急性精神病(挿間症)acute psychosis (psychotic episode) in epilepsyとするほうが望ましいとした。挿間症にはランドルトH.Landolt(1964),ブリュンズJ.H.Bruens(1973),ケーラーG.K.Köhler(1980)などの分類があるが,まだ決定的な分類はない。 ランドルトの分類(表)で〈発作後朦朧状態〉とは,大発作が1,2回起きたのち,数週間朦朧状態が続くものであるが,〈器質因性朦朧状態〉とはおもに抗癲癇薬の過剰投与や脳浮腫による朦朧状態などを示し,抗癲癇薬による運動失調や眼振,構音障害などの中毒症状を伴い,脳波には徐波化の著しい増加をみる。…
※「ランドルト,H.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」