ランバエセ(読み)らんばえせ

世界大百科事典(旧版)内のランバエセの言及

【門】より

…古代の門は構造の単純なものが多かったが,なかには,エジプト新王国のラメセス3世葬祭殿(前12世紀前半)の門のように,門内の通路を屈折させたり,また,門の内部に升形を設け,その奥に第2の門を設けて,敵を升形内に閉じこめ,周囲の壁上から射殺するという工夫をしたものもあった。アテナイのディピュロンや,北アフリカ(ヌミディア)のランバエセLambaeseのローマ軍団本部(3世紀)の門はその好例である。古代の門扉は両開き扉を内開きにつくるのが通例で,開口部の上下両端に軸穴を設け,扉の枢(とぼそ∥くるる)をはめ込み,内側に閂(かんぬき)を設けた。…

※「ランバエセ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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