世界大百科事典(旧版)内のラージュバルディーナの言及
【イスラム美術】より
… イル・ハーン国(1258‐1353)では,中国から直接,竜,鳳凰,霊芝雲などの装飾モティーフが伝えられた。通称,〈ラージュバルディーナ(ラピスラズリを意味するペルシア語の〈ラージュバルド〉から出た語)〉手と呼ばれる青藍地金彩色絵陶器と,〈スルターナバード〉手と呼ばれる青藍釉白盛上陶器がこの時代の主要なタイプである。前者はミーナーイー陶器の発展したタイプであるが,そこで顕著であった人物像はまったく姿を消し,コバルトか青緑色の地に白,赤,黒で幾何学文や唐草文が表され,さらに金箔を加えた絢爛豪華な陶器である。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」