リガチュア(読み)りがちゅあ

世界大百科事典(旧版)内のリガチュアの言及

【衣服】より

身体装飾装身具服制服装【鍵谷 明子】
[衣服の形式]
 衣服の形は人体,風土,民族の生活,材料,性に影響されて多様なものが生まれてきた。しかし,基本的形態としては,紐衣(ちゆうい)型(リガチュアligature),巻き衣型(ドレーパリーdrapery),貫頭衣型(チュニックtunic),前開き型,腰衣(ようい)型(ロインクロスloin‐cloth),ズボン型などが見られる。紐衣型は獣皮衣と共に,人類の原始衣の形の一つで,旧石器時代のビーナス像や,古代エジプトの奴隷の腰部に紐状のものを巻きつけたものが見られ,腰衣型とも関連している。…

【民族服】より

…しかもそれはそのまま今日の民族服から類推された一つの発展系列ともみなされる。第1は紐衣(ちゆうい)と名づけられるリガチュアligatureに発し,草,樹皮,獣皮から織物による〈腰衣〉にいたるロインクロスloinclothの系列で,今日,アフリカの一部やオセアニアの民族の間に見られる。第2はドレーパリーdraperyといわれる〈巻き衣〉の系列で,アフリカやイスラム圏の一部に見られる。…

※「リガチュア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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