リフラックス(読み)りふらっくす

改訂新版 世界大百科事典 「リフラックス」の意味・わかりやすい解説

リフラックス
reflux

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のリフラックスの言及

【還流】より

…このように蒸留塔の内部では,上方から液が下降し,下方から蒸気が上昇して気‐液接触が行われる。この塔へ戻される液(還流液)のことを単に還流またはリフラックスといい,還流の量Lと留出液の量Dとの比L/Dを還流比reflux ratioと呼ぶ。コンデンサーには全縮器と分縮器とがあって,全縮器では塔頂からの蒸気はすべて凝縮されて液となるが,分縮器では一部は蒸気またはガスのまま取り出され,一部が液化されて還流となる。…

【リサイクル】より

…こうすると一つの分子が何回も精製装置の中を通ることになるため,分離の精度,製品の純度が上がる。この方法は還流あるいはリフラックスと呼ばれ,蒸留装置,ウランの同位元素分離装置などで必ず使われている。【西村 肇】。…

※「リフラックス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」