リンデマン,R.L.(読み)りんでまん

世界大百科事典(旧版)内のリンデマン,R.L.の言及

【生態学的効率】より

…同様に,生態系において,それを構成しているさまざまな栄養段階においてエネルギーの利用効率を求めることができる。リンデマンR.L.Lindemanは生態系の概念を確立した古典的な研究(1942)において,ある栄養段階の同化エネルギー⊿nとそのすぐ下位の栄養段階の同化エネルギー⊿n-1の比⊿n/⊿n-1を求め,これを累進効率progressive efficiencyと呼んだ。これは後にリンデマン比またはリンデマン効率と呼ばれるようになった。…

【生態系】より

…タンズリーは植物群落が気候,土壌,草食動物などの要因により異なった極相に達するとし〈多極相説〉を主張し,クレメンツらのバイオームと非生物的環境との作り上げる系を〈生態系(エコシステム)〉と呼ぶことを提案した。 生態系の概念が確立したのは,42年のリンデマンR.L.Lindemanの研究によってであった。リンデマンは若くして亡くなった(1942年に27歳で没)が,ミネアポリス(アメリカのミネソタ州)近くの小さな湖(シーダー・ボグ湖)で行った湖の生物の食物環と栄養動態についての研究から,生態系の重要な内容である食物連鎖,栄養段階,物質循環,エネルギーの流れなどを具体的に明らかにした。…

※「リンデマン,R.L.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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