ルンツ,L.(読み)るんつ

世界大百科事典(旧版)内のルンツ,L.の言及

【カベーリン】より

…このころからトゥイニャーノフ,ザミャーチンなどの影響下に小説を本格的に書き始め,E.T.A.ホフマンの崇拝者の文学グループ〈セラピオン兄弟〉に加わる。ここではルンツLev Lunts(1901‐24)とともに〈西欧派〉に属し,小説の形式面の実験を重視した。処女短編集《師匠たちと弟子たち》(1923)は,初期の若々しい実験精神を示す幻想的小説集である。…

【セラピオン兄弟】より

…《世界文学》出版所に拠ったシクロフスキー,ザミャーチンのゼミナールが母体となった。E.T.A.ホフマンの同名の小説中の隠者が命名の由来で,V.V.イワーノフ,ゾーシチェンコ,カベーリン,フェージン,チーホノフらが主要メンバーであり,夭折したルンツLev Luntsが理論的指導者と目された。統一綱領をもたぬ,ゆるやかな組織だったが,共通して,傾向的な政治主義の否定が掲げられ,ロシア革命と国内戦の時代の〈新しい素材に見合う新しい技法の開拓〉が目標とされた。…

※「ルンツ,L.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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