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レーシック れーしっくLASIK(Lazer in Situ Keratomileusis)

知恵蔵の解説

レーシック

角膜屈折矯正手術の一種で、目の角膜を切開してふた(フラップ)を作り、それをめくってレーザーを照射し屈折率を調節することで、視力の回復を図る方法のこと。近視・乱視の矯正とともに、遠視矯正のレーシックも行われるようになってきている。
視力や角膜の状態などにより、すべての人がレーシックの適応となるわけではない。角膜の厚さが足りない、合併症があるなどの理由から、手術を受けられないこともある。また、近視が進行する10代のうちは、手術を受けることができない。
手術自体はほぼ20分程度で終了する。手術当日は保護用のメガネをかけて過ごす。風呂や洗顔も避ける。翌日からはほぼ、日常どおりの生活を送ることができるが、激しい運動や水泳は1カ月は避けることが望ましい。
術後の視力は、元の視力や眼の状態により個人差はあるが、1.2~1.5くらいまで回復するといわれる。ただし、満足度は人により異なる。また、比較的安全な手術といえるが、事故がないとはいえない。事前にどの程度視力が回復する見込みがあるのか、合併症としてはどのようなものが起こる可能性があるのか、視力の回復に満足できない場合や、合併症が起きた場合の対処などを確認し、納得して施術を受けることが大切である。
レーシックで起こりやすい合併症としては、夜間の街灯や車のライトの周りにぼんやりともやがかかっているように見えるハロー現象、明るい光がまぶしく見えたりするグレア現象、目が乾きやすくなるドライアイなどがある。これらは、術後3カ月ほどで改善するといわれる。感染症が起こる場合もあるので、目の異常を感じたら、すぐに施術を受けた施設に相談することが大切である。
視力回復を図ることができるレーシックであるが、時間とともに視力が低下することもある。その場合、目の状態によっては再度レーシックを受けることもできる。
レーシックの歴史は、アメリカでも20年、日本では10年に満たない。そのため、たとえば現在30代で手術を受けた人が70代になったときにどのような影響が出るのかなどはわかっていない。
レーシックの価格は、自由診療であるため施設により10万~50万円と開きがある。事前・事後の検査代、トラブルがあった場合の治療費が含まれるかどうかも施設により異なる。
生命保険・医療保険に加入している場合、契約内容によっては手術給付金が支給されることがある。また、レーシック手術代は、確定申告の医療費控除として申告することができる。

(星野美穂 フリーライター / 2009年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

大辞林 第三版の解説

レーシック【LASIK】

近視などの屈折異常を治すための手術方法の一。角膜表面の上皮を薄く剝いで蓋状にし、その下の角膜をエキシマーレーザーで削って形状を修正する。その後剝いだ上皮で角膜を覆う。レイシックとも。

レーシック【LASIK】

〖laser in situ keratomileusis〗

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

レーシック
れーしっく

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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