世界大百科事典(旧版)内のロガロ型グライダーの言及
【ハンググライダー】より
…1950年代に,アメリカ航空局(NACA)のロガロF.M.Rogalloは,宇宙船の回収用として,おりたたみと展開が容易にできる三角形の帆のような可撓翼をもつグライダーを考案した。これは本来の目的には使用されなかったが,60年代後半になると人間がぶら下がって斜面を滑空するスポーツに転用され,ロガロ型グライダーとも呼ばれて70年代にはヨーロッパ,日本へも広まった。そして,頂角が90゜近辺から120゜以上に広げられて,後退角が減少するとともにアスペクト比が増し,翼端捩り下げも減少して揚力分布が楕円に近づいたために,揚抗比が増し,より自由な飛行が可能になった。…
※「ロガロ型グライダー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」