世界大百科事典(旧版)内のロスワイデ,H.の言及
【聖人伝】より
… 聖人伝研究は,16世紀のプロテスタントからの批判の前に歴史的正確さを求める必要に迫られ,ここに聖人伝学hagiographiaが成立した。史料批判によって伝説と史実を峻別するこの学問は,17世紀のベネディクト会系の修道会,なかでもサン・モール会の学僧たちや,イエズス会のロスワイデHeribert Rosweyde(1569‐1629)によって建設された。ロスワイデの仕事はイエズス会士ボランJean Bolland(1596‐1665)に継承され膨大な《聖人伝集(アクタ・サンクトルム)》となり,現在もボランの名を顕彰するボランディスト協会によって研究が続けられている。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」