ロビンソン,R.(読み)ろびんそん

世界大百科事典(旧版)内のロビンソン,R.の言及

【化学】より

…ウッドワードは相前後して,ストリキニーネ(アルカロイド),テトラサイクリン(抗生物質),クロロフィルa,ビタミンB12などの全合成を手がけた。ワルラハOtto Wallach(1847‐1931),ウィルシュテッターRichard Martin Willstätter(1872‐1942),H.フィッシャー,P.カラー,R.J.クーン,ブテナントAdolf Friedrich Johann Butenandt(1903‐95),ロビンソンRobert Robinson(1886‐1975)らは,テルペン,クロロフィル,ビタミン,ホルモン,アルカロイドの化学の発展に貢献した。これらの発展と表裏一体の関係にあったのは合成法の発達である。…

【培養】より

…イギリスのストレンジウェーズ研究所のストレンジウェーズT.P.S.StrangewaysとフェルH.B.Fellは,26年にニワトリ血漿と胚抽出物の混合凝固体の上に,組織片や器官を置いて空気にさらすことによって,増殖した細胞が外植体から遊走するのを抑え,全体の形を崩さずに正常な組織構造を保ったままで維持する器官培養の方法を完成し,ニワトリの肢の原基の発生と分化を研究した。さらに,フェルは29年に,ロビンソンR.Robinsonとともに時計皿培養法を完成した。52年になると,フランスのウォルフÉ.WolffとアッフェンK.Haffenとは,器官的成長に適した栄養分と半固体の基質からなる器官培養法を開発して,性分化現象,胚器官の分化,癌などの研究に供した。…

※「ロビンソン,R.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android