ロベールソン,É.G.(読み)ろべーるそん

世界大百科事典(旧版)内のロベールソン,É.G.の言及

【幻灯】より

…光学を応用して映像を大写しにする幻灯は,17世紀に南ヨーロッパで発明されたらしく,文献上ではキルヒャーの《光と影の大いなる術》(1646)に紹介された著者考案になる〈ラテルナ・マギカ(魔法灯)〉が最初である。しかし現在の幻灯と違い,当時のそれは光源とレンズの外に種板を置き,正立像を写しだすものであった。この装置はキリスト教伝道のためのアトラクションないし民衆を驚愕させる見世物に利用された。映像を大写しにする技術自体は,16世紀半ばにG.B.dellaポルタがカメラ・オブスキュラにレンズを取り付けて作った〈魔法劇場〉等に先例を見るが,光源を内部にもつ箱の小孔から外へ映像を写しだす幻灯の形式とは逆に,外光を暗箱の内に引き込む仕組みであった。…

※「ロベールソン,É.G.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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