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ロボットスーツ ロボットスーツ ROBOT SUIT

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デジタル大辞泉の解説

ロボット‐スーツ(ROBOT SUIT)

パワードスーツ」の商標名。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
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知恵蔵2015の解説

ロボットスーツ

動作の補助や筋力アップなどを目的とし、人が身体に装着して用いるロボットのこと。パワードスーツ呼ばれることもある。
民生用には、災害現場で人間の力だけでは動かせない障害物を持ち上げて取り除く、医療現場で障害者の四肢の運動を助け歩行などのリハビリテーションを行う、といった用途で様々なタイプのものが開発され、一部は実用の段階に入ってきている。また一方で、戦地での兵士の歩行能力や装備の運搬能力を高める軍用のものも、アメリカイスラエルなどで開発が進んでいる。
人間の身体動作を増幅する装着型のロボットというコンセプトは、1959年に発行されたロバート・A・ハインラインのSF小説『宇宙の戦士』に登場する歩兵の装備に端を発するとされている。その後現在に至るまで、小説以外にも映画やマンガなどの様々な作品に人が着て使用するロボットが登場し、ストーリーの展開に重要な役割を果たしてきた。
日本でも、筑波大学サイバニクス研究センターの山海嘉之教授が開発したロボットスーツHAL(Hybrid Assistive Limb)を始め、アクティブリンク社のパワーローダーなど、すでに十分実用に耐える性能を持った機械が開発されている。
中でも、医療用に開発されたロボットスーツHALは、患者の皮膚表面から筋肉を動かそうとする神経の電位を読み取り一連の動作を行うもので、非侵襲的に利用でき、装着者自身の運動意思をロボットに伝えるという点で世界でも唯一の高い技術として評価されている。例えば下肢が麻痺(まひ)した患者がHALを装着してリハビリテーションを行うことで、患者自身の神経と筋肉の働きが改善されることから、単なる介助ではなく治療としての効果が認められている。EU(欧州連合)は2013年に医療機器として承認。中でもドイツでは脊髄(せきずい)損傷の労災保険の適用が始まり、医療現場で実際に使われている。同モデルの日本での承認は2015年2月現在、まだ下りていないが、HAM(HTLV-1関連脊髄症)や脊髄損傷などでの臨床試験が進行中だ。

(石川れい子 ライター/2015年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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