ロータリー・カーン(読み)ろーたりーかーん

世界大百科事典(旧版)内のロータリー・カーンの言及

【臼】より

…ギリシア時代に入ると,すり合せ面に目を刻み,上臼には穀物をあらかじめ入れておく漏斗状のくぼみ(ホッパー)を設け,これを長い柄(ハンドルまたはレバー)で前後に動かすレバーミルが出現した。他方,西方アジアの小麦地帯では,少なくとも前1000年ころ,ロータリーカーンrotary quernが発明されていた。これは円柱形の上臼と下臼とを重ね合わせ,上下臼とも,すり合せ面に溝を刻み,固定した下臼の上で,上臼を手で回転させる方式である。…

【農具】より

…刈取りは半月鎌で行われ,脱穀は数頭の雄牛に踏ませる牛蹄脱穀が多いが,2頭の雄牛に石製のローラーを引かせて行うこともある。風選は箕で上から落とす方法であり,粒食の場合の精白は木製の竪杵と石の臼で,また製粉は円盤状の二枚石を組み合わせたロータリー・カーンrotary quern(粉ひき臼)でなされる。 華北のミレット農耕では,耕起は長床の枠型犂(中国犂)を牛馬にひかせて行うが,1頭用の揺動犂なので役畜には2本の綱で結ぶ。…

※「ロータリー・カーン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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