世界大百科事典(旧版)内のローペ・デ・ルエダの言及
【ルエダ】より
…スペインの劇作家。金箔職人であったが,職を捨てて劇団を組織し,座長として,また自ら役者としても活躍した。作家としては,イタリア演劇の影響の強い作品4編を残しているが,重要なのはパーソと呼ばれる短い笑劇である。これは主として幕間に上演されたが,民衆の生活をおもしろおかしく扱った写実性の強いもので,〈黄金世紀〉のエントレメスの前身である。また,ここに現れる人物は,後の道化役(グラシオーソ)の前身と考えられる。…
※「ローペ・デ・ルエダ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」