世界大百科事典(旧版)内の一円領の言及
【荘園】より
…もとよりそれは公領の場合も同じであった。
[荘園公領制の展開――一円領の形成]
13世紀後半以降,荘園公領制は動揺の中で新たな展開をみせる。西国では地頭がその権限をこえて公事・夫役を平民百姓に賦課するなどの圧迫を加え,百姓を下人とすることによってみずからの支配を拡大しようとし,逃散(ちようさん)による抵抗や領家を通じての訴訟などによってこの非法を排除しようとする平民百姓との間に激しい紛争がいたるところでおこった。…
※「一円領」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」