一志断層(読み)いちしだんそう

最新 地学事典 「一志断層」の解説

いちしだんそう
一志断層

Ichishi fault

三重県津市西方で鈴鹿山脈東縁を画し,南東延長は伊勢市に達する南北性の高角縦ずれ断層群。滝本清(1935)命名。断層北部では西側の花崗岩が東側の鮮新世奄芸あげ層群に逆断層(西傾斜)で接する。山地山麓部付近の断層セグメントは更新世初期に活動するが,中期以降の活動は認めがたい。山麓からやや東方にある断層セグメントは段丘面を変形させ,更新世中・後期の活動が認められる活断層

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 加藤

世界大百科事典(旧版)内の一志断層の言及

【鈴鹿山脈】より

…新生代後期に近畿地方でみられた六甲変動によって形成されたもので,それまで広範に広がっていた準平原状の小起伏面が,南北方向の軸をもって順次,波状に隆起してできたと考えられる。山脈が隆起していく過程で,山脈の西側に近江伊賀断層,東側に一志(いちし)断層を伴い,東側は逆断層によってできた急崖となっており,西に緩傾斜した傾動地塊の姿をとる地塁山地である。山頂部にはところどころに過去の平たん面を残しており,最高峰の御池岳(おいけがたけ)(1241m)をはじめ御在所(ございしよ)山(1210m),釈迦ヶ岳(1092m),竜ヶ岳(1100m),霊仙(りようぜん)山(1084m)など定高性を保って並んでいる。…

※「一志断層」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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