一次生産者(読み)いちじせいさんしゃ

世界大百科事典(旧版)内の一次生産者の言及

【湖沼】より

…プランクトンは,一生浮遊生活をする植物プランクトン,動物プランクトンの2群に大きく分けられる。植物プランクトンは,光合成により生体としての有機物を合成し増殖していく独立栄養生物であり,湖沼における最も主要な一次生産者(基礎生産者)である。先に述べたように,水中に透入した太陽光は水深とともに減衰していくので,植物プランクトンが光合成を行えるのは,湖の表層近くの水中に限られ,その下限は水中光度が湖表面の値の1%に低下する深度にあたる。…

【生態系】より

…生態系における生物生産の出発点である。一次生産者または基礎生産者ともいう。生産者は光合成色素クロロフィルをもつ緑色植物(高等植物とラン藻を含む藻類)が主であり,これらは太陽エネルギーを取りこみ,二酸化炭素と水から炭水化物を合成する。…

※「一次生産者」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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