一次電子(読み)いちじでんし

世界大百科事典(旧版)内の一次電子の言及

【電子放出】より


[二次電子放出]
 固体表面にエネルギーをもった粒子が当たり,この粒子からエネルギーを得て固体表面から電子が放出される現象を二次電子放出secondary emissionと呼ぶ。広くはエネルギーをもったイオンや電子の衝撃により,物質表面から電子が飛び出す現象を指すが,狭義には入射電子(これを一次電子という)によってひき起こされる場合をいう。一次電子が固体に当たると一部は反射するが,一部は固体内に入り,その中のいくつかの電子にエネルギーを与え,さらにその電子は別の電子にエネルギーを与えるという過程が繰り返される。…

※「一次電子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android