一老箱(読み)いちろうばこ

世界大百科事典(旧版)内の一老箱の言及

【大人∥乙名】より

…出生した男子は烏帽子着(えぼしぎ),若衆入をへて老人成を果たすが,老人の﨟次は老人成の年次によって上位,下位が定まる。村と宮座の最高責任者である一老は,年中行事,集会を主催し,通称一老箱という村に伝来する什器・書類の入った箱を保管し,共有地,集会を管理し,二老以下はこれを補佐した。老人衆の上位の者は行政面では沙汰人,年寄などと称され,江戸時代には村方三役に就任している。…

※「一老箱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android