七難のそそ毛(読み)しちなんのそそげ

世界大百科事典(旧版)内の七難のそそ毛の言及

【陰毛】より

…もっとも,仏教では変わった色の陰毛を尊んだようで,《正法念処経》巻五十六には生ずる所にしたがって陰毛の色が変化する天人の話がある。〈七難のそそ毛〉の話は南方熊楠や柳田国男らの興味をそそり,互いに情報を交換している。それによると〈七難のそそ毛〉は各地にあり,また同様の伝説をもった婦人の長い陰毛がまつられているところもある。…

【毛】より

…毛の中でも女性の陰毛は呪力(じゆりよく)あるものとみられ,処女の陰毛を携帯すると勝負事に勝つとか,辰年(たつどし)の女の陰毛を3本懐中していれば思うことがかなうなどといい,かつては失せ物をしたときにみずからの陰毛を抜いて呪文を唱えれば必ず見つかるというまじないもあった。また〈七難のそそ毛〉といって,異常に長い陰毛を宝物にしている社寺も各地にみられた。たとえば,《三養雑記》には,〈伊豆国箱根権現の什物の中に,悉難が揃毛あり……又下総国豊田郡石下村東弘寺の什物の中にも,七難の揃毛といふものあり,いろ五色にして,長さ四丈有余,いまだ何物の毛なることを志らず,相伝ふ,江州竹生島,信州戸隠山にも,またこれあり,以って什物とす,往古異婦あり,七難と名づく,その人の陰毛なり〉とある。…

※「七難のそそ毛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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