万問屋(読み)よろずといや

世界大百科事典(旧版)内の万問屋の言及

【米問屋】より

…これら商人米は近畿各地などに販売されるとともに,江戸の下り米問屋に向けても回送されたわけである。中国地方では,赤間関(現,下関市)に東北・北陸地方の産米を取り扱う北米問屋が1798年(寛政10)ころに16軒あり,また,九州地方の産米および周辺産米を取り扱う万(よろず)問屋が多数あった。この両問屋は主に米を取引し,雑穀はじめ諸産物も取り扱っていた。…

【商人】より

… 諸地方から多種類の商品の販売を委託されて,各商品をそれぞれ専門の問屋仲買へ売りさばき,口銭を取ったのは荷受問屋であった。都市によっては万(よろず)問屋とか,大問屋といわれた。荷受問屋は近世中期以降,商品経済が進展し,商業組織が整備されてくると,品物ごとに直接それぞれの専門の問屋,仲買へ売り渡されることが多くなり,衰退の傾向にあったが,明治期まで存続した。…

※「万問屋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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