世界大百科事典(旧版)内の《万寿道蔵》の言及
【道蔵】より
…このとき,張君房がその精華を抄出して編んだ〈小道蔵〉ともいうべき《雲笈七籤(うんきゆうしちせん)》120巻は,宋以前の道教を知るうえで不可欠の書である。その後,政和年間(1111‐17)には《万寿道蔵》5481巻が刊行されて各地の道観に下賜されたが,これは印刷に付された最初の《道蔵》である。金代には《大金玄都宝蔵》6455巻が,次いで元代には全真教の祖師丘処機(長春真人)の発願で《元玄都宝蔵》が刊行されたが,その数7800余巻の多きに達した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」