世界大百科事典(旧版)内の万年のりの言及
【糊】より
…飯粒をへらでつぶして練ったものを続飯(そくい)といった。江戸時代にはこれに防腐剤を加えることが考案され,万年のりと称して用いられた。 デンプン以外の天然物を原料とするのり状物質も多く,アカシア属の樹液で水に可溶性のアラビアゴム,動物の骨,皮,腱(けん)を水で煮て得られるゼラチンを主成分とするにかわ(膠),フノリ,ツノマタなどの海藻からとれるアルギン酸のナトリウム塩などの海藻のりがあり,合成高分子物質ではポリビニルアルコールの水溶液やポリ酢酸ビニルのエマルジョンなどがあり,接着剤として用いられ,あるいは食品の成形用や添加物として用いられる。…
※「万年のり」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」