世界大百科事典(旧版)内の万年ペンの言及
【万年筆】より
…そして85年にも同様のものが〈万年筆(まんねんふで)〉として発表されているが,いずれも普及しなかった。そのころアメリカ製のスタイログラフィック・ペンstylographic pen(針先にインキが流れるペン)が輸入され針付泉筆と呼ばれたが,やがて万年筆と変わり,95年にウォーターマンのペンが輸入されると,前者が針万年筆,後者がペン付き万年筆となり,明治末期には後者が普及して〈万年ペン〉〈万年筆(まんねんひつ)〉の名になった。日本での生産は,金ペンを輸入して国産の軸につける方法で始まり,1909年ころには金ペンも国産されるようになって多くのメーカーが生まれた。…
※「万年ペン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」