三之瀬焼物所(読み)そうのせやきものしょ

世界大百科事典(旧版)内の三之瀬焼物所の言及

【萩焼】より

…萩焼の名は1638年(寛永15)著の《毛吹草》にみえ,このころには名産となっていた。地元で松本焼とよばれる松本御用窯の創業後,53年(承応2)に李勺光の子の付人であった蔵崎五郎左衛門が長門市に窯を築いて三之瀬(そうのせ)焼物所,いわゆる深川(ふかわ)萩をはじめ,また松本には63年(寛文3)三輪休雪が三輪窯を興すなど以後この2窯の系統が併存して今日に至っている。いつごろからか判然としないが,防府市で出土する大道土をつかって作陶し,これに萩焼独特のわら灰質の白濁釉をかけ,おもに茶陶を焼いてきた。…

※「三之瀬焼物所」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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