三十三応身(読み)さんじゅうさんおうしん

世界大百科事典(旧版)内の三十三応身の言及

【観音経】より

…元来は,単独に読まれたのを,中国で合体したもので,後代はもっとも人気ある経典として,再び独立して読まれるようになる。観世音菩薩が衆生の願いに応じて姿を変える三十三応身と,十九の説法について説き,衆生がその名をよぶことによって,あらゆる願いが満足されるとするもの。中国では,六朝以来,種々の霊験集が編まれるとともに,唐代に密教系の千手千眼観音の信仰が広まると,各地にその霊場が出現する。…

※「三十三応身」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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