世界大百科事典(旧版)内の三心アーチの言及
【アーチ】より
…両側の柱あるいは壁の上から,石材あるいは煉瓦のブロックを少しずつせり出して,曲線状につくり上げた梁のこと。迫持(せりもち)ともいう。古代エジプト人は前3000年ころからアーチ工法を知っており,日乾煉瓦造の倉庫などに用いていたが,表向きの主要な建物に用いることはなかった。古代ギリシア人もアーチ構造を知っていたが,造形上の好みから,主要建物の目に触れる部分には用いていない。エジプトもギリシアも石材にめぐまれていたからである。…
※「三心アーチ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」