世界大百科事典(旧版)内の三浦順一の言及
【電灯】より
…日本では89年8月12日,藤岡市助が東京電灯株式会社の電球試験室で,マダケを炭化した国産炭素電球12個を製作したのが最初である。短寿命の克服は1908年,アメリカのW.クーリッジによる引線タングステン電球の発明があり,09年,アメリカのI.ラングミュアによる窒素ガス入り電球の発明でタングステンの蒸発が抑えられ,21年の三浦順一による二重コイル電球の発明は効率を2割近く高めることができ,さらに25年不破橘三およびアメリカのピプキンMarvin Pipkinがそれぞれ別個に内面つや消し電球を発明して,グレアの防止に役だった。49年,ピプキンはシリカ塗装電球を発明して,さらに拡散光が得られ,二重コイルとともに広く世界の家庭に普及するに至っている。…
※「三浦順一」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」